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セキュアで「使いやすい」パスワード生成ツールを作った話

こんにちは!藤井貴司です!

今回は、個人のセキュリティ意識が高まる現代において、本当に使い勝手の良い「パスワード生成ツール」とは何かを追求して開発したツールについてご紹介します。

開発の背景:なぜ今、新しく作るのか?

ブラウザの標準機能や多くのWebサービスでパスワード生成機能は提供されています。
しかし、実際に使ってみると以下のような不満を感じることがありました。

「1なのかlなのかわからない」

生成されたパスワードをメモしたり手入力したりする際、類似文字が混ざるとミスが発生しやすい。

まだまだ、パスワードを手書きや手入力でメモすることはありますからね~

「サイトによって記号でエラーが出る」

複雑すぎる記号セットを使うと、一部の古いWebサービスで拒否されてしまう。

「モバイルで見づらい」

外出先でスマホから利用したい時に、UIが崩れていて使いにくい。

これらを解決し、「IPAガイドライン準拠の信頼性」と「圧倒的な使いやすさ」を両立させることを目標に開発しました。

こだわった4つのポイント

1. 徹底した「読み間違い」の排除

セキュリティを追求するとランダム性は重要ですが、人間が使う以上「読みやすさ」も外せません。
本ツールでは以下の文字をデフォルトで除外するオプションを搭載しました。

  • I (大文字アイ)
  • l (小文字エル)
  • 1 (数字一)
  • 0 (数字ゼロ)
  • O (大文字オー)

これにより、「コピー&ペーストができない環境」でも安心して利用できるパスワードを生成します。

2. IPA「中小企業の情報セキュリティ対策ガイドライン 第4.0版」への準拠

セキュリティの指針として、IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)が発行している最新のガイドラインを参考にしています。

ガイドラインの実践項目では、パスワードを「長く」「複雑に」するための具体的な目安として、以下の要件が推奨されています。

  • 10文字以上の長さであること
  • 英大文字、英小文字、数字、記号の4種類を組み合わせること

本ツールでは、初期設定でこれらすべての要件を満たすパスワードが生成されるようになっており、専門知識がなくても自然に安全なパスワードを導入できる仕組みになっています。

また、ガイドラインでは「パスワードを複数のサービスで使い回さない」ことも強く推奨されています。
本ツールを使えば、サービスごとに異なる強力なパスワードを簡単に生成できるため、この「使い回し」のリスクも無理なく解消できます。

3. 「どこでも通る」記号セットの厳選

Google(Chrome)のパスワードマネージャーの仕様を参考に、デフォルトの記号セットを「 !@#$%^&*-=_+」に絞り込みました。
これにより、多くのサイトで一発で受け入れられる「互換性の高い」パスワードを実現しています。
もちろん、より強固なパスワードが必要な場合は、手入力で自由な記号を追加することも可能です。

4. モバイル・ファーストなデザイン

スマホでの利用を前提に、ヘッダーのレイアウトやフォントサイズを1ピクセル単位で調整しました。
狭い画面でもタイトルが折り返さず、操作系が押しやすい配置になるよう設計しています。

技術スタックとプライバシー

  • フロントエンド:React + Tailwind CSS
  • アイコン:Lucide-React
  • セキュリティ:「window.crypto.getRandomValues() 」を使用した数学的に安全な乱数生成

ポイント

このツールはブラウザ上(クライアントサイド)だけで動作します。

生成されたパスワードがサーバーに送信されたり、保存されたりすることは一切ありません。

まとめ:セキュリティは「使いやすさ」から始まる

んなに強固なパスワードも、使いにくくては形骸化してしまいます。

「セキュアなのに、ストレスがない」

そんな体験を目指してこのツールをブラッシュアップし続けたいと思います。

ツールはこちらからご利用いただけます。

皆さんのオンラインライフが、より安全で快適なものになれば幸いです!

  • この記事を書いた人

クロウル / 藤井 貴司

AIの進歩で誰でもプログラミングが出来るようになった時代。 やったもん勝ちの精神でいろいろ試したことを記事にしています。 作ったツールはすべてバイブコーディングです。

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